2015-06-09 tue.  ネ パ ー ル 大 地 震 。

 

 

ネパールの首都カトマンズから北西80キロメートル付近を震源とするマグニチュード7.8の地震が4月25日に発生し、死者はネパールでは7600人を超え、周辺国のインドや中国、バングラデシュでも死者が出ています。

 

 

○ あなた、ハーフなの?

 

△私、ネパール出身です。

いやいや、純粋なネパール人ですよ。

 

○ そーなんですね!!

ネパールってカレーの? インド?

どこにあるのでしたっけ?

 

△:いやいや、ネパールは南アジアにある国です

 

○:南アジア?

 

  • 一番高い山、ヒマラヤ山脈のある国ですよ。

 

○あーー!! わかったよ!

 

 

.....このようにネパールって言われて。 

ん?って

思われるかたはいまだにたくさんいます。

 

 

日本と比べますと,大きさは北海道の2倍小さな国です。

気候は軽井沢を想像してもらえれば想像できるかと思います。

気候は、とても過ごしやすいです。山に囲まれた国です。

 

△わたし、ネパールからきました。シュレスタと申します。

 

○シュレスタ?それ、駅前のカレー屋の私の友達にもいるー!!

 

○え?!シュレスタさんの兄弟?姉妹ですか?

 

△ …違います。

 

 

....よくあります。これが、文化の違いなのですよね。

 

ネパールは多民族の国です、各民族は同じ姓を名乗る事が多く、

ネパール人は苗字を聞いて、民族やカーストがわかるのです。

 

シュレスタはネワールという民族の中で使用されている名前のひとつです。

 

地理でいいますと、インドに東西南囲まれ、中国に北に囲まれ、

大きな二つの国に挟まれた、長方形の国、ヒマラヤ山脈があり、

それが、ネパールです。

 

 

まずは、少し、ネパールの話をしたいと思います。

ネパール人は唯一のヒンドゥ教の国です。国の人口の約80%がそうです。

多神教、昔の日本とあらわす方も多いです。ネパール人はなにあっても、

神頼みをします、人が生まれて死ぬまで、神さまの考えは常心の底にあります。

誰も見ていないなどない神様は見てくれていると信じています。

 

赤ちゃんの名前を決める際から始まり、毎回の誕生日の際、健康を祈り、合格を祈り、結婚の日程決め、出産の頼み、葬式の日程を決める際も、神頼み。神様との縁はとても強いです。

 

 

これは、実際に海外にいる家族のこと、お世話になった方々のことを一人一人思い、火を灯す。

火は神様へメッセージを、思いを届けてくれその人を守ってくれると信じられています。

この日は2000個の火を三つのお寺を回り2時間をかけて、灯しました。

 

 

 

私はADSECに就職が決まり、3月の母国に帰りました。

5年ぶりのネパールは変わらず、のんびりしていました。

ネパールでは赤レンガで家が作られることが多いです。

 

昔ながらの木の家、ヨーロッパ風のおしゃれな家、対照的な牛の糞と赤レンガを混ぜて作った家もありますが、マンションは日本ほど普及はしていません。 

一軒家に住んでいる方が多いです。

今回の帰国は、なかなかしない観光めぐりをしました。

 

 

 

これはダラハラ塔

 

 

高さ61.88m(9階のバルコニーから国民にだいじなことがらをアナウンスするという目的で建造されました)最上階には、シバのお寺があり、カップルから親子ずれ、遠い街から来たこと人、海外の方、首都のカトマンドゥを見渡すために訪れていました。帰国期間、この最上階のバルコニーに人がいない時間帯を見たことはありませんでした。

 

 

 

私が日本に来て一ヵ月もたてなかったのに…

 

 

2015年4月25日ネパールでマグニチュード7.8の大地震がありました。

 

 

 

ダラハラ塔は崩れました。塔を囲む恋人の集う公園は跡形もなくなりました。

4月25日のお昼。。。。ここであったことは想像もできません。

 

 

ネパールには数えきれないほどのお寺がありました。

ネパール人は日光浴が大好きです。家にいるよりかは、平日のポカポカの太陽の下で、デート、お爺ちゃんたちの政治について語り合う場、お祖母ちゃんたちのみかんを剥きながら話す場は、いつもどこかのお寺のリラックススペースにあります。椅子も敷く物もちゃんと持参します。

 

....今では変わり果てた姿になってしまった私の国。

ネパール人は平和主義、のんびり主義です。悪気はございません。

ネパールの人の口癖は、

 

ke gaer neta ? 「どうにもできないでしょう?」です。

 

神様が決めたことだからと、現実を受けいれ前に進むのみ

 

 

 

ネパールには生き神様がいます。子供はみんな神様、年配の方も88歳を変えると神様になるのです。ネパールは不思議な国です。ネパールのことを知るには本を読む、ネパール人と仲良くなる、何より行かれることをお勧めします。なぜなら、以前にも言いましたが、ネパールは他民族の国、一概にネパール人といいましても、そんなのはいないのかもしれません。地震があった今だからこそ、みなさん新しい自分に出会えると思います。

 

 

 

農業で生活をしている人が多く、いまだに牛を飼い、藁のおうちで暮らしている人がいます。

 

 

山や壊れ、大切な人はなくなりました。。。。未だに見つけることができない命も。

 

ですが、ネパールは立ち上がります。そのためにはみんなの力が必要です。

 

人生は運命だと思います。この地震はどこにでもありうることです。生き残ったわたしにも使命はあるはずです。私はADSECの仲間に加われたのも、この記事を書く機会を与えてもらったのも、出会えた人々も、ネパールのことを皆様に伝えることができるのも、この記事のたまたま目を止めてくださった、あなたもこれもまたなにかの縁だと思います。

 

私は、世の中がこの方のような人が増えたらなと思います。

 

この地震で私はなにかもを失いました…

 

 

 

 

6月頃から9月始め頃までが、ネパールの雨季になります。

 

スコールのような雨が短時間強く降るときと、日本の梅雨のように、

しとしと一日中雨が降ったり、ぐずついた天気が続いたりするときがあります。

 

 

日本赤十字社は、ネパール赤十字社および国際赤十字・赤新月社連盟と協力して救援・復興活動を実施するため、下記のとおり救援金(救援金名称「2015年ネパール地震救援金」)を受け付けます。皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

2015.6  シュレスタ・リエ

 

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